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防犯カメラを選ぶ前に確かめたい、画質・夜間撮影・録画期間の考え方

防犯カメラのカタログには、画素数や暗い場所での性能、録画できる日数など、さまざまな数字が並びます。どの数字をどう読めばよいのか。画質、夜間の撮影、映像を残す期間の3つについて、選ぶ前に確かめておきたい考え方を整理します。

01先に「何を映したいか」を決める

カメラ選びは、性能の数字から入るより、目的から考えるほうが迷いません。たとえば、出入口を通る人の顔まで確かめたいのか、倉庫の中で人や車が動いたことが分かれば十分なのかで、必要な画質も台数も変わります。夜も見守りたいのか、映像を何日分さかのぼれればよいのかも、あわせて書き出しておきましょう。販売店や施工する会社に相談するときにも、話が早く進みます。

02画質は画素数と映す範囲で決まる

画質の目安になるのが画素数です。キヤノンマーケティングジャパンの解説によれば、かつて主流だったVGA画質は約30万画素、現在主流のフルハイビジョン画質は約210万画素です。画素数が多いほど、細かいところまで記録できます。

ただし、画素数だけで見え方が決まるわけではありません。同じカメラでも、広い範囲を1台で映すと、一人ひとりの顔は小さくしか映りません。顔や車のナンバーをはっきり残したい場所では、映す範囲を絞るか、その場所専用のカメラを置くほうが向いています。また、画質を上げるほど、録画に必要な容量も大きくなります。画質と録画の容量は、セットで考えることが大切です。

03夜間の撮影は、場所の暗さで選ぶ

夜間の撮り方には、大きく2つの方式があります。1つ目は、人の目に見えない赤外線を当てて撮る方式です。明かりのまったくない場所でも撮影でき、夜間は白黒で記録するタイプがあります。2つ目は、わずかな光でも明るく映せる高感度のカメラです。照明を落とした店内のように、少しでも明かりがある場所に向いています。暗い場所でもカラーで映せる製品もあります。

カタログでは、暗さへの強さが「最低被写体照度」として、ルクスという単位で書かれています。数字が小さいほど暗い場所に強いという意味で、キヤノンマーケティングジャパンの解説では、満月の明かりが0.3ルクス、三日月の明かりが0.01ルクスほどとされています。ただし、この数値には統一された測り方の決まりがなく、メーカーによって測り方が違います。数字だけで比べず、実際の夜の映像を見せてもらうことをおすすめします。

04録画期間は「気づくまでの日数」から考える

録画を何日分残すかは、何かが起きてから、気づいて映像を確かめるまでに何日かかりそうかから考えます。週末や長い休みのあいだに起きたことに、休み明けに気づくこともあります。棚卸しで初めて在庫の不足に気づくような業務であれば、もっと長い期間が必要になるかもしれません。

公益社団法人日本防犯設備協会が2026年7月にまとめた調査報告では、業種ごとの保存期間の目安として、小売業で1週間、サービス業で2週間、データセンターで3か月といった例が挙げられています。同じ報告は、これらが聞き取りをもとにした目安であり、法令で決まった日数ではないことも明記しています。自社の業務に合わせて決めることが大切です。

録画できる日数は、カメラの台数、画質、録画の方式によって変わります。録画の方式には、カメラに差し込むSDカード、専用の録画機、インターネット上の保存場所(クラウド)などがあります。クラウドは機器の故障や破壊の影響を受けにくい一方、インターネットの環境が必要です。見積もりの段階で「この台数と画質で何日分残せるか」を確かめておくと安心です。

05映像を預かる責任もあわせて考える

映像を長く残すほど、何かあったときに確かめられる範囲は広がります。その一方で、映っている人の映像を預かる期間も長くなります。必要な期間を決めたら、それより古い映像は自動で消えるようにしておく、映像を見られる人を限っておく、といった扱い方も一緒に決めておくと安心です。映像の扱いについて法律の面で迷うことがあれば、詳しくは専門家にご相談ください。何を映したいか、夜はどのくらい暗いか、何日分残したいか。この3つを書き出すところから始めてみてください。

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